
当科では膝関節の専門医による治療にも対応しております。
変形や重症度に応じた治療を行っており、関節温存手術(骨切り術)、人工関節、片側置換人工関節 に対応可能です。
膝の痛みでお困りの方はご相談ください。
①変形の程度が中等度までの方には膝関節温存手術(膝周囲骨切り術)を行っています。
すねの骨を削ってO脚を矯正し、体重が膝の内側にのりすぎないようにします。
それにより、痛みをとり、急激な変形の進行を予防します。
【当科の特徴】
骨切り術の経験が豊富で、患者さんの膝に合った骨切りの方法を提案できます。
【メリット】
自分の関節が残せるため、手術後にも運動や和式の生活が可能です。
また今後軟骨再生などの先進医療が発展した際には併用により更なる治療効果が期待されます。
【入院・リハビリ】
約2週間から3週間程度の入院・リハビリが必要です。全治(骨がつく状態)には約3ヵ月程度必要です。普段の痛みはないですが、歩行や体重を乗せると当然骨がつくまで痛みがでます。
【適応】
活動的な方、スポーツを続けたい方、和式の生活を続けたい方、人工関節に強い抵抗がある方、ケガによる脚の変形が残ってしまった若い方 など
【手術方法】
人工骨を使用する方法や外側の骨をくさび状に削る方法等があります。



*手術も含めご不明点は診察時に主治医にお問合せ下さい。
②変形が重度の方には人工関節が適しています。
痛んでしまった関節軟骨や骨を削って、金属のかぶせものをする手術です。
半月板(クッション材)のかわりに人工のポリエチレンを使用します。
多くの方が日常の関節痛が消え、痛みなく歩いたり階段の上り降りが可能になります。
【当科の特徴】
膝人工関節は最新の技術を使用して、手術前に患者さん各々の骨の模型を作成して、正確な手術を行っています。
【メリット】
比較的早い段階で痛みなく歩くことができます。
【入院・リハビリ】
約2週間程度で歩いて自宅に戻ることができます。
【適応】
膝の痛みによって日常生活に大きな支障が出てしまっている方が適応です。
【デメリット】
手術後はしゃがみ込み動作や正座は困難で、洋式の生活様式が適しています。
走ったり激しい運動はできません。


*手術も含めご不明点は診察時に主治医にお問合せ下さい。
③半分置換人工関節
膝の変形が内側に限局しており、靱帯が残っている方が適応になります。
傷も小さく、約1週間程度の入院・リハビリで回復します。


*手術も含めご不明点は診察時に主治医にお問合せ下さい。

手術後できるだけ早くリハビリテーションを行います。チーム医療で日常生活や社会生活への復帰に向けたサポートを行っていきます。

大澤 克成 医師 | |
略歴 | |
2008年4月 | 関東労災病院 初期研修 |
2010年4月 | 横浜南共済病院 |
2011年4月 | 横浜市立大学病院 膝グループ |
2012年4月 | 藤沢市民病院 |
2015年4月 | 横須賀市立市民病院 関節外科・人工関節センター |
2019年4月 | 川崎幸病院 関節外科 医長 |
等潤病院非常勤勤務 | |
認定資格等 | |
日本整形外科学会認定専門医 | |
日本整形外科学会認定リハビリテーション医 | |
日本スポーツ協会認定医 |
121-0075
東京都足立区一ツ家4-3-4
社会医療法人社団慈生会 等潤病院
電話代表 03-3850-8711