CANONメディカル主催 全国医療機関画像コンテスト The Best Image 2019

テクニカル賞 受賞
●選考部門
3テスラMRI部門
症例名:肝腫瘍・同期撮像が困難な事例
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a:Dynamic3相(肝ドーム下)症例1 | b:Dynamic3相(肝門部)症例1 |
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c:Dynamic3相(肝ドーム下)症例2 | d:自由呼吸下での画像比較 |
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クリニカルコメント
症例1息止め不可。膵頭部がん多発肝転移follow upと肝右葉後区域の腫瘍精査。自由呼吸下Dynamic相では肝ドーム下及び、肝門部周辺の腫瘍血行動態と位置が明瞭に確認できる。症例2多発肝腫瘍精査。自由呼吸下Dynamic相にて造影効果がなく多発肝嚢胞と確認できた。肝細胞相ではUTE-T1WIと比較しても遜色ない。自由呼吸下においても血行動態情報を提供できる撮影法である。
テクニカルコメント
呼吸は胸式と腹式に分かれる。呼吸式で撮像条件を変更する。腹式ではエンコード順序をSE→PEに変更、SPEEDER factorは2.5/1.2とし時間短縮と動きに強い条件とした。胸式呼吸ではPE→SE、セグメント数を8回として、自由呼吸下での動きに強い撮像ができた。肝細胞相では自由呼吸下UTEと比較しても病変描出に差異はなかった。また肝臓以外も明瞭に描出できるため、上腹部造影検査に応用できる。
審査員コメント
血行動態情報と自由呼吸下に提供しており、呼吸が胸式と腹式で条件を変えている点なども基本原理に沿っている。