TOSHIBA主催 全国医療機関画像コンテスト The Best Image2009

●選考部門
1.5テスラMR部門 11部門(等潤病院の応募部門 心大血管部門へエントリー)

~通常造影剤を使用し撮影することで鮮明な画像が撮影できるのですが、
患者様への負担を軽減し尚且つ診療に必要な鮮明な画像を撮影しているところを高くご評価いただきました。~
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「CANONメディカル主催 全国医療機関画像コンテスト The Best Image 2018 最優秀賞・Clinical Update賞・優秀賞」はこちら
「CANONメディカル主催 全国医療機関画像コンテスト The Best Image 2017 最優秀技術賞」はこちら
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使用装置
EXCELART Vantage Powered by Atlas
検査目的
非造影にて肺静脈の描出
クリニカルコメント
健常人ボランティア画像である。肺動脈のみならず、肺静脈においても血管が描出されている。
臨床例に対し応用が望まれる。
テクニカルコメント
FASE法を用いたTime-SLIP法非造影MRAである。肺動脈撮像では非選択パルスを使用し、杯静脈撮像では非選択パルスを不使用とした。
BBTIは呼吸周期(呼気)に合せて撮像できるような値とし、尚且つ肺動脈撮像時と肺静脈撮像時においてBBTIを異なる値としたためTR及びdelayを調整した。
肺静脈撮像時では血管の回復が遅いと考え、BBTIをやや長めとした。
画像コメント
肺動脈、肺静脈、非造影MRAにおいて肺動脈及び肺静脈が選択的に描出されている。
審査員コメント
慢性肺高血圧症に対する診療ニーズの高まりをバックグラウンドとして、Time-SLIP法の新しい臨床応用を示唆する画像である。肺動脈と肺静脈の分離描出は造影でも困難であり、今後の期待が高い。